フォトコンテスト

国民の祝日「海の日」は、海の恩恵に感謝するとともに海洋国日本の繁栄を願う日です。この日を中心に数々のイベントが実施されます。そこで日本港湾協会と港湾海岸防災協議会では、このイベントの一環として、港の役割の重要性、自然災害に対する防災、港湾・海岸に関する埋もれた歴史の発掘、港における独特な観光資源の案内など、国内外への紹介にも役立つ作品を募集しています。

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「港の風景」写真コンテスト2023受賞作品

  • 車両積み込み
  • 国土交通大臣賞
    「車両積み込み」佐藤 孝さん
    港の一画に建つ高さ100メートルのポートビル最上階「うみてらす14」は、土日祝日の閉館が午後9時。中部地方有数の国際貿易港である四日市港の夜景が一望できます。埠頭の施設だけではなく、遠くナガシマスパーランドのジェットコースターや大観覧車までシャープに描写した望遠撮影が見事。さらに主題の「車両積み込み」の情景描写が秀逸。S字を描いて輸送船内に移動する車のテールランプの赤が、夜も働き続ける港の姿を活写しています。

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  • 狙いをつけて
  • 国土交通省港湾局長賞
    「狙いをつけて」西山 昌敏さん
    風景としての港や、被写体にしやすい船舶の姿ではなく、日常的な作業に着目、主題としたところがポイント。静岡県の清水港と土肥港を結ぶ駿河湾フェリーの「富士」が土肥港に到着して着岸作業をしているところでしょうか。ヘルメット・マスク・作業ベストの船員や、空中に静止したロープと錘の静止した「形」。肉眼では感じ取りにくい、高速シャッターで写し止めた映像が新鮮です。
  • 海峡花火大会
  • (公社)日本港湾協会会長賞
    「海峡花火大会」津森 富貴子さん
    3年ぶりに開催された関門海峡花火大会。下関と門司の両岸から1万5千発の花火が打ち上げられたそうです。撮影地は関門海峡側ではなく、下関の街と海(小瀬戸)を挟んだ彦島の漁港。この選択が作品に個性を添えました。画面で一番目立つのは花火ではなく下関の街の灯り。そして手前の暗がりは海士郷漁港。身近なところで花火を眺める四人の姿が主題ともいえる視点が画期的です。
  • 波濤を越えて
  • 港湾海岸防災協議会会長賞
    「波濤を越えて」出口 慎也さん
    2021年の受賞に続き、同じ被写体で同じ賞に再選されました。今回はさらに風波の迫力が増しています。前作「咆哮」では青味がかっていた色調を修正。その結果、モノクロームのような画面に灯台のくすんだ赤色が印象的です。またより一部分を切り取ったことで、消波ブロックに砕ける波の凄味がクローズアップされました。さらに、空を埋めた数多くの海鳥が画面を引き締めています。

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過去のコンテスト

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港湾海岸防災協議会
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